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2025.09.11

“影をデザインする”外構照明術 ─ リゾートホテルの雰囲気を自宅に再現するコツ

はじめまして。
関西全域でお家・店舗など、様々な暮らしをお届けしているアートハウスです。

 

「家づくりのノウハウ」をテーマに、皆さまに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。

 

第2回となる今回は、夜の家を劇的に変える「外構照明」について。
リゾートホテルのような雰囲気を自宅で再現するコツをまとめました。
これから家づくりを考える方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


1.夜の家は「影」で決まる

結論から言うと、夜の家の印象は

「どこを照らすか」より「どんな影を映すか」で決まります。

一般的な照明計画は「明るくすること」を目的にしがちですが、

リゾートホテルの雰囲気を出したいなら影をデザインする発想に切り替えることが重要です。

 ・家全体を明るくする必要はない
 ・「光を当てる」より「影を見せる」意識で計画する
 ・外構照明は“雰囲気を作る道具”


2.光の当て方で雰囲気は一変する

実例では、ヤシやドラセナなどの

植栽に光を当て、その影を石壁に落とす計画を取り入れています。

 

駐車場も同じで、ただ車を照らすのではなく、

壁や板張りを間接的に照らすことで

“高級ホテルのアプローチ”のような雰囲気が生まれます。

 ・植栽に光を当てると、動きのある影が映る
 ・壁や石材は陰影を活かす「スクリーン」
 ・駐車場は必要な明るさ+雰囲気を兼ねる


3.植栽・壁・駐車場をどう照らすか

植栽:幹や葉に光を当て、壁や地面に影を投影

石壁や板張り:凹凸を照らすと立体感が強調される

駐車場:直接照らすより、壁を反射させて柔らかく明るくする

 

こうした照らし分けで、敷地全体が一体感を持ちます。


4.グレアレス&スポット照明の活用法

リゾート感を出すなら、照明器具の選び方も重要です。

 

グレアレス照明:光源が直接見えないので、眩しさを感じず落ち着いた雰囲気に

スポット照明:植栽や壁にピンポイントで当てると、陰影が鮮明

 

「ただ明るい」ではなく「雰囲気のある明るさ」を意識すると、

非日常感が一気に高まります。


5.実例から学ぶリゾート感演出

弊社モデルハウスでは、こんな工夫をしています。

 

 ・ヤシの木を下から照らし、石壁に影を落とす

 ・駐車場の板張りをライティングで浮かび上がらせる

 ・夜は家そのものが“街並みのアクセント”になる

 

夜の外観を特別な空間にする価値を体感されていました。


6.まとめ:外構照明で叶える3つのステップ

【ポイント】

 1.植栽や壁など「影を映せる対象」を決める

 2.スポット照明間接照明で“雰囲気を作る”

 3.グレアレス照明で眩しさを抑え、落ち着いた光に整える

 

これだけで、自宅にいながらリゾートホテルの夜景を楽しむことができます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「夜の家は光で劇的に変わる」──これは外構計画の中でも、実は取り入れやすい工夫のひとつです。

住まいに非日常感を添える外構照明、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

次回はまた別のテーマで、家づくりをもっと楽しくするノウハウをお届けします。
それでは、また次回お会いしましょう!