2026.05.14
カバードポーチのある暮らし|家族で外時間を楽しむサーファーズハウス設計
はじめまして。
関西全域で注文住宅の家づくりをお手伝いしているアートハウスです。
家づくりのご相談を受けていると、
「庭を広く取れないけど、外で過ごせる場所がほしい」
「子どもが遊べる場所や、BBQができるスペースがほしい」
というお声をよくいただきます。
敷地にゆとりがあれば庭を大きく取ることもできますが、
実際には駐車場や建物の配置とのバランスで、庭を十分に確保できないケースもあります。
そんな時に考えたいのが、ウッドデッキやカバードポーチを“庭の代わり”として使う設計です。
今回は、小さな敷地でも外時間を楽しむために、
LDKとウッドデッキをどうつなげるか、
カバードポーチをどう活かすか、
子育てやアウトドアの時間にどう役立つかを解説します。
【目次】
1.ウッドデッキは“庭の代わり”になる
2.LDKとつなげることで外が使いやすくなる
3.カバードポーチがあると外時間が増える
4.L型に広げると面積以上に広く感じる
5.子どもや友人と楽しめる外部空間のつくり方
1.ウッドデッキは“庭の代わり”になる
庭というと、広い芝生や植栽スペースをイメージされる方が多いと思います。
もちろん大きな庭があれば、子どもが走り回ったり、BBQを楽しんだり、家庭菜園をしたりと、できることはたくさんあります。
ですが、すべての敷地で大きな庭を取れるわけではありません。
そこで活躍するのがウッドデッキです。
ウッドデッキは、室内と外をつなぐ中間の場所として使えます。
靴を履き替えて庭に出るというより、リビングの延長として少し外に出る感覚に近くなります。
この“外に出るハードルの低さ”が、日常の使いやすさにつながります。
庭が小さくても、ウッドデッキがあれば外時間は十分楽しめます。

2.LDKとつなげることで外が使いやすくなる
ウッドデッキを活かすうえで大切なのは、LDKとのつながりです。
せっかくデッキをつくっても、リビングから遠かったり、出入りしにくかったりすると、使う頻度は自然と下がってしまいます。
ポイントは、LDKからそのまま出られる位置にデッキを設けることです。
リビングやダイニングの大開口とつなげることで、室内から外へ視線が抜け、空間全体が広く感じられます。
さらに、キッチンからも近い位置にあると、外で食事をする時にも便利です。
料理や飲み物をすぐ運べるため、BBQやホームパーティーの準備もスムーズになります。
外を“特別な場所”にするのではなく、暮らしの延長として使える位置に置くことが大切です。

3.カバードポーチがあると外時間が増える
ウッドデッキをより使いやすくするために有効なのが、屋根のあるカバードポーチです。
屋根があることで、日差しや雨を避けながら外で過ごせる時間が増えます。
夏場は強い日差しを遮り、子どもがプール遊びをする時にも安心です。
急な雨が降っても、椅子やテーブルを慌てて片付ける必要が少なくなります。
また、屋根があることでデッキ材も直接雨に濡れにくくなり、木部の劣化を抑える効果も期待できます。
カバードポーチは、デザインのためだけではなく、外部空間を日常的に使うための機能でもあります。
「外に出たい」と思った時に、天気を気にしすぎず使えること。
それが、外時間を増やす大きなポイントです。

4.L型に広げると面積以上に広く感じる
限られた敷地で外部空間を広く感じさせるには、デッキの形も重要です。
おすすめなのが、L型に広げる考え方です。
正面だけにデッキを設けるよりも、横方向にも回り込ませることで視線が流れ、外観にも奥行きが生まれます。
実際の面積以上に広く見え、建物全体にも立体感が出ます。
また、L型にすることで使い方を分けやすくなります。
リビング前はくつろぐ場所。
ダイニング横は食事やBBQを楽しむ場所。
少し奥まった部分は子どもの遊び場や外収納の近く。
このように、同じデッキでも場所ごとに役割を持たせることができます。
広さを増やすだけでなく、使い方にメリハリを出すことが、外部空間を活かすコツです。

5.子どもや友人と楽しめる外部空間のつくり方
ウッドデッキやカバードポーチは、子育て世代やアウトドア好きの方にとても相性が良い空間です。
子どもが小さい時は、プール遊びやシャボン玉、外でのおやつ時間に使えます。
室内から目が届く位置にあれば、親も安心して見守ることができます。
また、友人を招いてBBQをする時にも、LDKとつながるデッキはとても便利です。
キッチンから料理を運びやすく、室内と外を行き来しながら楽しめます。
大きな庭がなくても、外で座れる場所、屋根のある場所、室内とつながる場所があれば、暮らしの楽しみ方は大きく広がります。
大切なのは、外部空間を“余った場所”として考えないことです。
最初からLDKやキッチン、駐車場、外構との関係を考えて設計することで、使える外部空間になります。
ウッドデッキは、ただの飾りではありません。
家族で過ごす場所であり、友人を招く場所であり、日常に少し外の気持ちよさを取り込む場所です。
小さな敷地でも、設計次第で外時間はしっかり楽しめます。
これから家づくりを考える方は、庭の広さだけで判断するのではなく、
「外をどう使いたいか」
「室内とどうつなげたいか」
という視点から計画してみてください。











