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コラム

2026.05.28

人が集まる家には理由がある。カフェみたいなサーファーズハウスの設計術

はじめまして。
関西全域で注文住宅の家づくりをお手伝いしているアートハウスです。

注文住宅のご相談を受けていると、
「友達を呼びたくなる家にしたい」
「カフェみたいな雰囲気に憧れる」
という声をいただくことがあります。

ただ実際には、
おしゃれな外観だけを優先すると使いにくくなったり、
逆に機能性ばかり重視すると“普通の家”になってしまうケースも少なくありません。

今回ご紹介するのは、
カフェと間違われるほど雰囲気のあるカリフォルニアスタイルの注文住宅です。

開放感のある吹き抜け、
外とつながる大きなウッドデッキ、
友人を呼びたくなる庭空間、
夜の照明計画まで。

見た目だけではなく、
「実際に暮らして気持ちいい」まで考え抜かれた住まいになっています。

今回は、
なぜこの家が“人が集まる家”になったのかを、
設計の視点から詳しく解説していきます。

 

【目次】
1.カフェみたいな家に見える理由
2.開放感を生む吹き抜けと大開口
3.外とつながるウッドデッキ設計
4.友人が集まりやすい動線計画
5.昼より夜がかっこいい照明計画

 

1.カフェみたいな家に見える理由

今回のお家を初めて見た時、
多くの方が「これ本当に家ですか?」と驚かれます。

その理由は、
単純にデザインがおしゃれだからではありません。

建物の奥行き感、
屋根の出し方、
カバードポーチの広がり方、
窓の配置、
素材の組み合わせ。

そういった細かな設計が積み重なっていることで、
まるで海外のカフェやリゾートホテルのような空気感が生まれています。

特に印象的なのが、
正面から見た時の立体感です。

フラットな外観ではなく、
ポーチや屋根をL型に広げることで、
視線に奥行きが生まれています。

実際にお施主様も、
「この外観の家を建てたかった」
という想いが最初にあったそうです。

つまりこの家は、
間取りから考えたというより、
“暮らしの世界観”から逆算して設計された住まいなのです。

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2.開放感を生む吹き抜けと大開口

この家のもうひとつの魅力が、
圧倒的な開放感です。

LDKは約23帖。
さらに小上がり畳スペースまで含めると、かなり広い空間になっています。

ですが、
実際に感じる広さは数字以上です。

その理由が、
吹き抜けと大開口の組み合わせです。

視線が上方向に抜けることで、
空間全体に広がりが生まれています。

さらに、
大きな窓の先にはウッドデッキと庭がつながっているため、
視線が外まで抜けていきます。

家の中だけで完結せず、
外の景色まで含めてLDKとして設計されているのです。

また、
窓を開けた時の一体感も印象的です。

室内と外部空間の床高さを揃えることで、
ウッドデッキまでがひとつのリビングのように感じられます。

実際に現地で体感すると、
「想像以上に広い」と感じる方が非常に多いポイントです。

 

3.外とつながるウッドデッキ設計

最近は、
「庭をどう使えばいいか分からない」
というご相談も増えています。

特に住宅地では、
広い庭を確保するのが難しいケースも少なくありません。

そこで重要になるのが、
ウッドデッキの使い方です。

今回のお家では、
カバードポーチから人工芝の庭までが自然につながる設計になっています。

そのため、
リビングからそのまま外へ出やすく、
お子様やワンちゃんも自由に行き来できます。

実際にワンちゃん専用スペースには小窓があり、
そこから直接お庭へ出られるようになっています。

さらに、
屋根がしっかり掛かっていることで、
日差しを避けながら過ごせるのも魅力です。

BBQをしたり、
友人を呼んで食事をしたり、
子ども用プールを出したり。

ただ“見る庭”ではなく、
しっかり活用できる外空間になっています。

 

4.友人が集まりやすい動線計画

人が集まる家には、
必ず“動きやすさ”があります。

今回のお家では、
駐車場を広く確保している点も特徴です。

友人が遊びに来ても、
車をしっかり停められるため、
自然と集まりやすい環境になっています。

さらに、
外からキッチンへのアクセスも非常にスムーズです。

買い物帰りの荷物運びはもちろん、
BBQ準備の時にも移動距離が短く、
外と中を行き来しやすい設計になっています。

また、
横並びダイニングによって、
料理中でも会話が自然につながります。

キッチンだけ孤立することがなく、
リビング、ダイニング、外空間まで一体で使えるため、
大人数でも過ごしやすい空間になっています。

こうした細かな動線計画が、
「また来たい」と思える家につながっていきます。

5.昼より夜がかっこいい照明計画

この家は、
夜になるとさらに雰囲気が変わります。

実際にお施主様も、
「夜の空間がすごく落ち着く」
と話されていました。

その理由は、
照明計画にあります。

一般的なシーリングライト中心ではなく、
間接照明やスポットライトを組み合わせることで、
ホテルライクな空間をつくっています。

特に印象的なのが、
小上がり畳スペースの間接照明です。

やわらかい光が床や壁を照らすことで、
空間全体に奥行きが生まれています。

さらに、
石張り壁の照明演出や、
グレアレスダウンライトによって、
眩しさを抑えながら上質な空気感を演出しています。

照明は、
単に明るくするためだけのものではありません。

どこを照らし、
どこを少し暗く残すか。

そのバランスによって、
家の居心地は大きく変わります。

昼だけではなく、
夜に帰りたくなる家。

それも、注文住宅だからこそ実現できる魅力のひとつです。