HOMEスタッフブログ洗う・干す・しまうが4歩で完結 ─ ランドリー×ファミクロの設計解

STAFF BLOG

スタッフブログ

2025.09.19

洗う・干す・しまうが4歩で完結 ─ ランドリー×ファミクロの設計解

はじめまして。
関西全域でお家・店舗など、

様々な暮らしをお届けしているアートハウスです。

「家づくりのノウハウ」をテーマに、

皆さまに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。

 

第3回となる今回は、

多くのお客様からご相談いただく「水回りの家事動線」について。

特に、洗濯の“洗う・干す・しまう”が一体化する

ランドリー+ファミリークローゼット(ファミクロ)の設計を解説します。

これから家づくりを考える方にとって、

毎日の家事がぐっとラクになる参考になれば嬉しいです。


1.洗濯動線は「一体化」が正解

結論から言うと、

洗濯動線は洗う・干す・しまう

できる限り一体化させることが正解です。

 

なぜなら、従来の間取りでは

「洗濯機→ベランダ→取り込む→各部屋にしまう」

という複雑な流れが必要で、

毎日繰り返すと膨大な時間と手間がかかるからです。
動線を短縮することで、生活全体の余裕が大きく変わります


2.ランドリー室に乾燥暖房を設ける理由

多くの家では浴室に乾燥機能を設置しますが、

実は「脱衣室兼ランドリー」に設ける方が効率的です。

なぜなら、浴室で乾燥させると“お風呂が使えない時間”が発生しますが、

ランドリー室であればいつでも干せて、

夜のうちにスイッチを入れておけば翌朝には乾いています。

また、雨や花粉の影響を受けないので、

共働き世帯やアレルギーのあるご家庭にも安心です。


3.ファミクロ直結で収納を劇的にラクに

洗濯物を乾かした後、

最短距離で収納できるのが

ランドリー→ファミクロ直結」の最大の魅力です。

 

なぜなら、乾いた衣類を各部屋に持って回る必要がなくなり、

数歩で完結するからです。
さらに、タオルや下着など日常的に使うものを

ランドリー近くに収納すれば

「洗って→干して→しまう→使う」が一ヶ所で完結。

“洗濯が嫌い”という声の多くは「片付けが面倒」という理由なので、

この設計で大幅に解消されます。


4.ウォークインより“壁付け型”を選ぶメリット

 

最近は「大きなウォークインクローゼット」が人気ですが、

実は“壁付け型収納”の方が効率的なケースも多いです。

 

なぜなら、

ウォークイン型は「歩くための通路スペース」が必要で、

収納力の割に床面積を圧迫しがちだからです。

一方、壁付け型なら廊下と兼用でき、

少ない面積で収納量を確保できます。
限られた予算や敷地を有効活用したい方には、

非常におすすめの方法です。


5.実例から学ぶ「4歩で完結」の動線

弊社モデルハウスでは、以下のように動線を計画しました。

  • 脱衣室に洗濯機と物干しを設置
  • 天井に乾燥暖房を設置し、夜のうちに乾燥
  • 翌朝その場で取り込み、隣接のファミクロへ収納

実際に体験した方からは

「めちゃくちゃ楽!」「このサイズで十分」

といった声をいただいています。

家事時間が短縮されるだけでなく、

洗濯物をリビングに持ち込まないので生活感が出にくく、

空間もすっきり保てます。


6.まとめ:水回り動線で家事を減らす3つの工夫

【ポイント】

1.乾燥暖房は浴室よりランドリー室に設置
 → いつでも使えて、花粉や雨の影響を受けない。

2.ランドリーとファミクロを直結
 → 「洗う・干す・しまう」が数歩で完結し、家事負担が大幅に減る。

3.ウォークインより壁付け型で効率化
 → 歩くスペースを減らし、同じ面積でも収納量を増やせる。

この3つを押さえるだけで、

日常の“洗濯ストレス”が驚くほど軽減されます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

水回り動線の工夫は「毎日の家事をラクにする」だけでなく、

「生活感を隠し、すっきり暮らす」ためにも大切です。

家事の時間が短くなれば、

家族と過ごす時間も自然と増えていきます。

 

これからも家づくりをもっと楽しく、

快適にするノウハウをお届けしていきますので、

ぜひ次回の更新もご覧ください。

 

それでは、また次回お会いしましょう!