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2025.09.29

“抜け”は面積を超える ─ 吹き抜け×大開口×デッキで20畳を広く感じさせる方法

はじめまして。
関西全域でお家・店舗など、

様々な暮らしをお届けしているアートハウスです。

 

「家づくりのノウハウ」をテーマに、

皆さまに役立つ情報をお届けしています。

第4回となる今回は

「吹き抜けと開放感のある空間づくり」について。

 

延床面積に限りがあっても、

設計次第で“実際以上に広く感じる”

LDKを叶えることができます。

これから家づくりを考える方にとって、

空間設計のヒントになれば嬉しいです。

 


1.結論:広さは「面積」ではなく「抜け」でつくる

結論から言うと、

空間の“広さ感”は延床面積ではなく

「抜け感」で決まります。

 

同じ20畳のLDKでも、

天井がフラットな場合と吹き抜けがある場合とでは、

体感の広さがまったく異なります。

 

視線が上下・奥へと伸びる設計を取り入れることで、

実際の面積を超えた開放感を得られるのです。


2.吹き抜けで上下に広がる空間

吹き抜けの最大の効果は、上下方向への視線の伸びです。

 

例えば、

20畳LDKに約8畳の吹き抜けを設けると、

体感的には30畳近いスケール感に。

 

また、2階とつながることで家族の気配を感じやすくなり、

広さだけでなく“つながり感”も生まれます。

 

【ポイント】
・高さ方向の余白は、坪数以上の広さを演出できる。
・2階とつながることで家族のコミュニケーションが増える。
・吹き抜け上部の窓から光を取り入れると、昼間は照明なしでも明るい。


3.大開口で“内と外”をつなぐ

吹き抜けと合わせて効果的なのが「大開口」です。

幅広の窓をダイニングやリビング横に設け、

フルオープンできるサッシにすると、視線は一気に外へ伸びます。

実際のお客様からも

「20畳とは思えない広さに感じる」と驚かれるポイントです。

 

【ポイント】
・窓の大きさ=空間の広さ感を左右する。
・開口を庭やデッキに直結させると“外リビング”として使える。
・内と外がつながることで、家の価値が何倍にも広がる。


4.ウッドデッキを“第二のリビング”にする工夫

大開口の先にウッドデッキを設けると、

そこは“第二のリビング”になります。

 

ただし、人目が気になって使いにくいと結局デッドスペースに。

 

そのため、目隠しフェンスや植栽で

外部視線をコントロールすることが大切です。

 

【ポイント】
・デッキは「つなげるだけ」ではなく「使える空間」にする。
・目隠し計画でプライベート感を確保すると使用頻度が上がる。
・BBQや子どもの遊び場、読書スペースなど多用途に活用できる。


5.実例から学ぶ開放感のつくり方

弊社モデルハウスでは、以下の工夫を取り入れています。

 

・20畳LDKに8畳の吹き抜けをプラス。

・ダイニング横に大開口を設け、デッキへ直結。

・目隠しを前提に設計し、庭を“家族だけの空間”に。

 

実際に訪れた方からは

「海外の邸宅のよう」「庭を自然に使いたくなる」との声もいただきました。


6.まとめ:広く感じる家を実現する3つのステップ

【ポイント】

1.吹き抜けで上下の“高さ方向の抜け”をつくる
→ 面積以上の広さ感と、家族のつながりを演出できる。

2.大開口で視線を外へ広げる
 → LDKが外と一体化し、数値以上に大きく感じる。

3.ウッドデッキを“使える庭”にする
 → 目隠しや植栽でプライベート性を高めると、第二のリビングになる。

 

この3つを組み合わせることで、

20畳のLDKでも実際以上の開放感を楽しめる住まいが完成します。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「広さ=坪数」ではなく、「抜け感」で広さを演出する。

 

これが、限られた土地や予算でも

満足度の高い家をつくる秘訣です。

 

これからも外構・動線・素材選びなど、

家づくりの実例とコツをお届けしていきますので、

ぜひ次回の更新もご覧ください。

それでは、また次回お会いしましょう!