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コラム

2025.11.11

“ただいま動線”の実力 ─ 玄関→SCL→洗面の分岐で家が片づく

はじめまして。
アートハウスです。
第8回は、玄関で導線を分けるだけで“自然に片づく家”になる仕組みを解説します。

 


1.結論:来客と家族の導線を“玄関で分ける”

 

結論は、玄関で導線を二股に分けることです。
来客はLDKへ、家族はSCL→洗面へ。
生活感を見せず、家族のルーティンを守りやすくなります。

 

【ポイント】
・家族導線は“片づけステーション”に直結。
・来客動線は見せ場を一直線に。
・玄関でほぼ片づけの成否が決まる。

 


2.なぜ片づく? 置き場が通過点にあるから

上着、鞄、汚れ物の置き場が通過点にあれば、

“戻す”ではなく“通りながら置く”動作になります。

心理的ハードルが低いほど習慣が定着します。

結果として散らかりにくくなります。

 

【ポイント】
・収納は“使う動作の直線上”に配置する。
・引き出しより“掛ける”が素早い。
・子ども目線の高さで仕分ける。

 


3.二列洗面・回路分けで“渋滞ゼロ”


並列の洗面は、朝夕の渋滞を解消します。
ドライヤー用コンセントは回路を分け、

同時使用でもブレーカーが落ちない設計にします。
日常のストレスが小さくなります。

 

【ポイント】
・二列の前提で鏡幅と照明を設定。
・コンセント回路を“分ける”と実用性が跳ね上がる。
・収納は“出しっぱなしOK”のボックス併用で速さを優先。

 


4.リビングを通らない“脱衣→洗濯”のショートカット

リビングを経由しない導線は、汚れの拡散を防ぎます。
洗濯物はランドリーで完結させ、LDKの生活感を抑えます。
衛生面と片づけを同時に叶える仕組みです。

 

【ポイント】
・洗濯完結型のランドリーでLDKを“見せ場”に保つ。
・扉は開閉回数の少ない引き戸で負担軽減。
・歩幅換算で“何歩短縮できたか”を数値で確認する。

 


5.まとめ:玄関2帖の投資で日常が変わる

【ポイント】
・導線分岐に投資すれば、毎日の片づけが自動化される。
・収納は“通過点”に置き、戻さない仕組みに。
・洗面直結で衛生と時短を同時にアップ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
導線の一手間が、驚くほど暮らしを軽くします。
次回も実例ベースのノウハウをお届けします。