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コラム

2026.05.21

サーファーズハウスは室内が重要|海外テイストをつくる内装デザインのコツ

はじめまして。
関西全域で注文住宅の家づくりをお手伝いしているアートハウスです。

注文住宅のご相談を受けていると、
「海外っぽい雰囲気の家にしたい」
「サーファーズハウスみたいな空気感に憧れる」
という声をよくいただきます。

ですが実際には、外観だけ海外風にしても、室内に入った瞬間に“普通の家”に感じてしまうケースも少なくありません。

その理由は、内装の世界観がつながっていないからです。

海外テイストの家は、ドアや照明、素材の使い方、色の重ね方など、細かな要素を丁寧に積み重ねることで空気感が生まれます。

今回は、海外っぽい家をつくるために大切な内装設計の考え方について、実例を交えながら分かりやすく解説していきます。

 

【目次】
1.海外っぽさは“空気感”で決まる
2.ルーバー扉が空間の雰囲気を変える
3.照明計画で夜の空間が変わる
4.素材の組み合わせで世界観を整える
5.色づかいで統一感をつくる

 

1.海外っぽさは“空気感”で決まる

海外テイストの家というと、アメリカンな外観やサーファーズハウスのようなデザインをイメージされる方が多いと思います。

ですが、本当に雰囲気のある家は、外観だけではなく室内までしっかり世界観が統一されています。

例えば、玄関ドアを開けた瞬間の空気感。

木の素材感、光の柔らかさ、色づかい、抜け感。

これらが自然につながっていることで、「なんかおしゃれ」という感覚が生まれます。

逆に、外観だけを海外風にしても、室内が一般的な建材やシーリングライト中心の空間だと、どうしてもチグハグな印象になります。

大切なのは、部屋単体ではなく“家全体の雰囲気”を整えることです。

海外っぽい家は、間取り以上に“空気感づくり”が重要になります。

 

2.ルーバー扉が空間の雰囲気を変える

内装の印象を大きく変える要素のひとつが、ドアや建具です。

特に海外テイストの家では、ルーバー扉を取り入れることで一気に雰囲気が変わります。

ルーバーは、視線をほどよく抜きながら空間に立体感をつくれるのが特徴です。

普通のフラットな扉に比べて陰影が生まれるため、光が当たった時の表情も豊かになります。

また、既製品だけでまとめるのではなく、空間に合わせて造作することで統一感も出しやすくなります。

実際のお家でも、収納扉やトイレ扉、ファミリークローゼットなどにルーバーデザインを取り入れることで、家全体に自然なリゾート感が生まれていました。

細かな部分ですが、この積み重ねが空間全体の完成度につながります。

 

3.照明計画で夜の空間が変わる

海外テイストの家づくりで意外と重要なのが、照明計画です。

昼間だけおしゃれでも、夜に普通の白い照明で全体を明るく照らしてしまうと、一気に生活感が強くなってしまいます。

そのため、照明は“明るさ”より“雰囲気”を意識して計画することが大切です。

例えば、間接照明を取り入れることで、壁や天井に柔らかい光が広がります。

小上がりの下に照明を埋め込んだり、石張りの壁を照らしたりすることで、ホテルのような落ち着いた空間になります。

また、グレアレスダウンライトを使うことで、光源が直接目に入りにくくなり、空間全体がやわらかい印象になります。

海外の住宅は、必要以上に明るくしないケースも多く、“落ち着いて過ごせる明るさ”を大切にしています。

夜の雰囲気まで考えて照明を計画することで、家の完成度は大きく変わります。

 

4.素材の組み合わせで世界観を整える

海外っぽい空間をつくるためには、素材選びも重要です。

特に大切なのは、“素材感が本物に見えること”です。

例えば、木目のある板張り、石の質感がある壁、塗装仕上げのドア。

こうした素材を組み合わせることで、空間に深みが出ます。

実例のお家では、石張りの壁と木のルーバーを組み合わせることで、ナチュラルさと高級感を両立していました。

また、洗面スペースではブルー系の色味を取り入れながら、素材感を合わせることで“海を感じる空間”に仕上げていました。

素材は単体で考えるのではなく、隣り合う素材との相性が重要です。

木だけでも重くなりますし、白だけでも冷たい印象になります。

異なる素材をどう組み合わせるかで、空間の完成度は大きく変わります。

 

5.色づかいで統一感をつくる

海外テイストの家は、色づかいにもルールがあります。

例えば、ブルーを使う場合でも、場所ごとにバラバラな色を使ってしまうと、まとまりのない印象になります。

外壁のブルー、室内ドアのブルー、洗面空間のブルー。

これらを少しずつトーンを合わせながら使うことで、家全体に統一感が生まれます。

また、白の使い方も重要です。

真っ白だけでまとめると少し無機質になりやすいため、木やベージュ系の色を組み合わせることで柔らかさが出ます。

海外っぽい家は、派手な色をたくさん使うというより、“色数を絞って統一する”ことで完成度が高くなります。

実際に、サーファーズハウスのような空間でも、色数自体は意外とシンプルです。

だからこそ、素材感や照明がより引き立ちます。

海外テイストの家づくりは、特別な輸入住宅にしないと実現できないものではありません。

ドア、照明、素材、色づかい。

こうした細かな部分を丁寧に積み重ねていくことで、空気感のある家はつくれます。

これから家づくりを考える方は、ぜひ間取りだけではなく、“どんな雰囲気で暮らしたいか”という視点からも内装を考えてみてください。