2026.06.18
畳コーナーは本当に必要?|子育て世代に人気な“小上がりじゃない和室”の使い方
はじめまして。
関西全域で注文住宅の家づくりをお手伝いしているアートハウスです。
注文住宅の間取りを考える時、
「和室って本当に必要ですか?」
「畳コーナーをつくるか迷っています」
というご相談をいただくことがあります。
最近は、昔ながらの独立した和室をつくらない家も増えています。
ですが実際には、
3畳ほどの畳コーナーがあるだけで、子育て中の暮らしやすさはかなり変わります。
お子様のお昼寝、
遊び場、
来客時の寝る場所、
将来の1階寝室。
大きな和室ではなくても、
“少しだけ畳がある場所”は、暮らしの中で意外なほど活躍します。
今回は、子育て世代に人気の畳コーナーの使い方と、限られた面積でも無駄なく活かすための考え方を解説します。
【目次】
1.畳コーナーは本当に必要なのか
2.3畳でも子育てには十分使える
3.扉で閉められると使い道が広がる
4.来客用・将来用としても活躍する
5.畳コーナーは“余白のある空間”として考える
1.畳コーナーは本当に必要なのか
畳コーナーは、必ず必要な空間ではありません。
ですが、あると暮らしの幅が広がる空間です。
特に子育て世代の場合、リビングの近くに畳スペースがあると、日常の使い勝手がかなり良くなります。
フローリングだけのLDKでは、赤ちゃんを寝かせたり、子どもがごろんと横になったりする場所に迷うことがあります。
ソファでは狭く、寝室まで連れて行くほどでもない。
そんな時に、リビング横の畳コーナーがちょうど良い居場所になります。
今回のお家でも、リビングの一角に3畳の畳コーナーを設けています。
お子様の遊び場として使ったり、お昼寝スペースとして使ったり、日常の中で自然に活躍している空間です。
和室を大きく取るほどではないけれど、少しだけ床座で過ごせる場所がほしい。
そんな方にとって、畳コーナーはとても相性の良い選択肢です。
2.3畳でも子育てには十分使える
畳コーナーというと、4.5畳や6畳くらい必要だと思われる方もいます。
ですが、実際の暮らしでは3畳ほどでも十分活躍します。
3畳あれば、お子様が遊ぶスペースとしても使えます。
おもちゃを広げたり、絵本を読んだり、少し横になったりするにはちょうど良い広さです。
今回のお家でも、3畳の畳コーナーがキッズスペースとして使われていました。
リビングから目が届く位置にあるため、親御さんも安心して見守ることができます。
また、畳はフローリングに比べてやわらかさがあります。
小さなお子様が座ったり寝転んだりする場所としても使いやすく、床で過ごす時間が自然と増えます。
広すぎる和室をつくると、他の空間を圧迫してしまうことがあります。
ですが3畳程度であれば、LDKとのバランスを取りながら、多用途に使える空間として取り入れやすくなります。
3.扉で閉められると使い道が広がる
畳コーナーを計画する時に大切なのが、扉の有無です。
リビングと完全につながったオープンな畳スペースも便利ですが、扉で閉められるようにしておくと、使い方がさらに広がります。
今回のお家では、畳コーナーを閉められる設計にしています。
お子様がお昼寝をする時には、扉を閉めて少し暗くすることができます。
また、音や冷暖房の効き方を調整しやすくなるのもメリットです。
実際に、冷房を効かせたい時や、少し空間を区切りたい時にも便利に使われていました。
さらに、急な来客時におもちゃが散らかっていても、扉を閉めればリビングから見えにくくなります。
これは、子育て中のご家庭にとってかなり助かるポイントです。
片付けきれない日があっても、空間を一時的に整えて見せられる。
この“隠せる余白”があることで、日々の気持ちにもゆとりが生まれます。
4.来客用・将来用としても活躍する
畳コーナーは、子どもが小さい時だけの空間ではありません。
来客用の寝る場所としても使えます。
親御さんや友人が泊まりに来た時、リビングの一角ではなく、扉で区切れる畳スペースがあると安心です。
3畳でも布団を敷くことができるため、ちょっとした宿泊には十分対応できます。
また、将来的には1階で寝る場所として使える可能性もあります。
年齢を重ねた時や、体調を崩した時に、2階の寝室まで上がるのが負担になることがあります。
その時に、1階に横になれる場所があると暮らしの安心感が変わります。
今回のお家でも、将来を見据えた使い方ができる空間として畳コーナーが考えられていました。
今は子どもの遊び場。
数年後は家族のくつろぎ場所。
将来は一時的な寝室。
ライフステージに合わせて役割を変えられるのが、畳コーナーの大きな魅力です。
5.畳コーナーは“余白のある空間”として考える
畳コーナーを成功させるポイントは、用途をひとつに決めすぎないことです。
和室としてきっちり使うのではなく、暮らしの中で自由に使える“余白”として考えると、使いやすさが広がります。
子どもが遊ぶ。
親が少し横になる。
洗濯物を一時的に畳む。
来客が泊まる。
将来の寝室にする。
このように、畳コーナーは小さくてもたくさんの役割を持てます。
大切なのは、LDKとのつながり方です。
リビングから見守れる場所にあること。
扉で閉められること。
段差をつくらずフラットに使えること。
こうした設計にしておくことで、日常的に使いやすい空間になります。
最近は和室をなくす間取りも増えていますが、畳の居場所が少しあるだけで暮らしやすさは変わります。
これから家づくりを考える方は、畳コーナーを“昔ながらの和室”としてではなく、子育てや将来に寄り添う多用途空間として考えてみてください。











