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コラム

2026.06.25

くつろげる家には理由がある|間接照明でつくる心地いい暮らし

はじめまして。
関西全域で注文住宅の家づくりをお手伝いしているアートハウスです。

注文住宅のご相談を受けていると、
「昼だけでなく夜も雰囲気のいい家にしたい」
「友人が集まった時に、外でも気持ちよく過ごせる家にしたい」
という声をいただくことがあります。

今回のお家は、まさにその考え方が形になった住まいです。

外観はカフェと間違われるほど印象的で、
室内は吹き抜けと全開口サッシによって明るく開放的。

さらに夜になると、外の照明やデッキまわりの空気感によって、
家族だけでゆっくり過ごす日も、友人を呼んでワイワイ過ごす日も楽しめる家になっています。

今回は、夜になるとさらに心地よく感じる家のつくり方や、
照明と外空間を活かした暮らしの考え方について解説します。

 

【目次】
1.夜が心地いい家は“外の照明”まで考える
2.カフェのように見える家は光の当て方が違う
3.ウッドデッキと照明で友人が集まる場所をつくる
4.全開口サッシが夜の過ごし方を広げる
5.家族時間と友人時間を切り替えられる家にする

 

1.夜が心地いい家は“外の照明”まで考える

照明計画というと、リビングやダイニングなど室内の照明をイメージされる方が多いと思います。

ですが、夜の雰囲気がいい家は、室内だけでなく外の照明まで計画されています。

今回のお家では、外構やドライガーデンに照明が当たることで、夜でも外の空間が暗く沈まず、雰囲気のある場所になっていました。

これは、単に明るいという話ではありません。

外に出たくなる明るさ。
人を呼びたくなる雰囲気。
リビングから眺めても気持ちいい外構。

そうした光の使い方があるからこそ、夜の時間まで暮らしが広がります。

家族だけで静かに過ごす夜も、友人を呼んでにぎやかに過ごす夜も、照明の計画次第で印象は大きく変わります。

 

2.カフェのように見える家は光の当て方が違う

今回のお家は、外から見た時に「カフェですか」と聞かれるほど印象的な外観でした。

カリフォルニアスタイルの外観やカバードポーチのデザインも大きな要素ですが、夜の見え方をつくっているのは照明です。

昼間は外壁や木部、窓のバランスで見せる。

夜は照明によって、植栽やポーチ、デッキまわりの陰影を見せる。

この昼と夜の表情の違いが、家の印象をより深くしています。

特に外構照明は、ただ足元を照らすだけではもったいない部分です。

植栽に光を当てたり、壁に陰影をつくったり、ポーチの奥行きを見せたりすることで、外観全体がぐっと引き締まります。

室内照明と同じように、外の照明も“どこを照らすか”が大切です。

何となく明るくするのではなく、見せたい場所を決めて光を当てることで、夜の外観にカフェのような空気感が生まれます。

3.ウッドデッキと照明で友人が集まる場所をつくる

今回のお家の大きな特徴は、友人が集まりやすい外空間です。

人が集まる家にするためには、庭やデッキがあるだけでは不十分です。

座れる場所があること。
料理や飲み物を運びやすいこと。
夜でも過ごしやすいこと。
そして、外と中が自然につながっていること。

この条件がそろうことで、外空間は“使える場所”になります。

今回のお家では、カバードポーチとウッドデッキがあり、そこに照明が加わることで、夜も気持ちよく過ごせる場所になっています。

「金曜日の仕事終わりに集まる」ような使い方が想像できるのは、外がただの庭ではなく、暮らしの一部として設計されているからです。

また、照明があることで、夜のBBQやちょっとした外飲みも楽しみやすくなります。

家の外に“もうひとつの居場所”をつくることで、暮らしの楽しみ方は大きく広がります。

4.全開口サッシが夜の過ごし方を広げる

今回のお家で印象的だったのが、LDKと外をつなぐ全開口サッシです。

通常の窓は、開けても一部にガラスが残ることが多いですが、今回のサッシは引き残しが少なく、大きく開く設計です。

そのため、窓を開けるとリビングとデッキが一体の空間になります。

これは夜の過ごし方にも大きく関係します。

リビングでくつろぐ人。
外で飲み物を持って話す人。
子どもがデッキや庭で遊ぶ様子を見守る人。

それぞれが違う場所にいても、空間が分断されにくいのが全開口サッシの魅力です。

さらに、網戸を閉めれば虫の侵入を抑えながら外の空気を感じられるため、夜でも使いやすい外空間になります。

全開口サッシは、開放感をつくるだけではありません。

家族や友人との距離感を近づける設計でもあります。

 

5.家族時間と友人時間を切り替えられる家にする

今回のお家で特に面白いのは、過ごし方を切り替えられることです。

家族だけでプライベートに過ごす日もある。

友人を呼んで開放的に楽しむ日もある。

同じ家でありながら、その日の気分や予定によって使い方を変えられるのが魅力です。

夜に外の照明を楽しみながら、家族でゆっくり過ごす。

週末には友人を呼んで、ウッドデッキでBBQを楽しむ。

仕事終わりに少し集まって、外で飲み物を片手に話す。

こうした暮らし方は、間取りだけではなく、照明と外空間の設計があってこそ実現します。

注文住宅では、日中の明るさや間取りの便利さに目が向きがちですが、実際の暮らしでは夜の時間もとても大切です。

夜にどう過ごしたいか。
外をどう使いたいか。
誰とどんな時間を楽しみたいか。

そこまで考えて照明計画を行うことで、家はただ住む場所ではなく、暮らしを楽しむ場所になります。

これから家づくりを考える方は、ぜひ室内の照明だけでなく、外の光やデッキまわりの夜の見え方までイメージしてみてください。